マグロ散ル、水蒸気の朝に。

原発牛乳がマグロとは特に関係の無い話をたまに書きます。

だらだらと語る


先日松山まりなと娘と三人で旅行に行ったネタを先に書きたかったのだけど、眠剤を飲んでしまったので今日はだらだらとひとりごとを書きます。


私が最近ハマってしまったのがBL、ボーイズラブです。
事の発端は一昨年くらいに読んだヨネダコウさんの「それでも、やさしい恋をする」という作品なのですが、それを読んだ時に今までに抱いたことのない感情が全身から湧いて来たのです。
言うなればときめきというか、未知からの刺激、先を期待してしまう自分の心のいやらしさと向き合うのも久しぶりのような感じで、頭を掻きむしって床をゴロゴロ転げ回りたくなるほど混乱しました。
この感情は何なんだ、と。
それからヨネダコウさんの作品を全部読みました。
私はこの方の作品が好きなだけであって、別にBLには興味が無いと、その時は思っていたのです。

しかし私の行きつけの巨大な書店には、やたら広いBLコーナーがあります。
否が応にも目に付いてしまうのです。
そこでなんとなく自分の波長に合いそうなものを探して、ちょこちょこ買って読むようになりました。
自分の波長に合うもの、それは平穏の延長にあるようなものです。
急な展開とかはなくていい。
いきなり「好きです!」「はいどうぞ!(お尻ペローン)」みたいなのは読みたくありません。
きちんと段階を経て、お互いの気持ちを確認し合いながら、ちょっとずつ進み、時には戻ったり喧嘩したりしながら互いの感情を深めていく。
その作業が丁寧に描かれている作品は名作だと思います。
BLを読み始めた当初は見分け方がよくわからず、(あっこれハズレかも…)というのに当たったりもしましたが、最近はアタリばかりです。
目が肥えて来たのですね。

しかしこれはBLに限らず、漫画全般に言えることのような気がします。
展開の速い漫画が苦手なのは昔からで(展開が速いのとテンポが速いのとはまた別)、少女漫画でもスポーツ漫画でも将棋漫画でも、えええそんなんあり!?みたいに思ってしまうとそこで冷めてしまいます。
漫画というものはファンタジーですが、ファンタジーの中でいかにリアルな部分を出せるのか、そしてそのリアルがどれだけ読者の共感を得られるのか、が大きなポイントのような気がします。
それは創作物全てに言えることかも知れません。

ファンタジーの中のリアル。
自分に重なるものが多ければ多いほど、その作品に対する思い入れは強くなります(私の場合)。
自分が現在生きている世界とは全く違う世界、ファンタジーの世界であっても、同じ人間が登場するわけですから重なる部分が多少なりともあるはずなのです。
それなのにそれが一つも掠らない作品というものがたまーにあります。
私の好みが偏っているだけかも知れませんが、そういったものに費やす時間が無駄なので次の作品を読みます。

BL漫画を読むこと、漫画全般を読むこと、本を読むこと、世界中の創作物に触れるということは時間とのたたかいです。
限られた時間の中でどれだけ自分の好みの作品を見つけられるか、そしてそれをいかにして自分の血肉の一部に出来るのか。
私は常にそれを考えています。


つまりオリジナルのBLは最高!という話でした。
最近読んだ中で良かったものを挙げておきます。

中村明日美子さんの「同級生」シリーズ、「薫りの継承」上下巻
・宝井理人さんの「テンカウント」1〜4巻、「セブンデイズ」「花のみぞ知る」
・小松さんの「それから、君を考える」
雲田はるこさんの「野ばら」
・たなとさんの「しるされしアイ」「スニーキーレッド」
・元ハルヒラさんの「虎穴ダイニング」1〜2巻
・くもさんの「この世のふたり」
・ひなこさんの「自分勝手」

今は日高ショーコさんの「花は咲くか」を読んでいます。

他にもあった気がするけど、とりあえず最近のはこれだけ。
青春もの、ラブコメディ、ヤンキーと真面目カップルなどに弱いです。
この年になって新たな自分の性癖が発掘されるとは思っていなかったよ…
BLもV系と同じでとても幅が広くジャンルも多種多様なので、探せばまだまだ自分の好みが見つかりそうな気がしています。


おわり